この記事では、マレーシア留学でのIELTS取得の必要性について書いていきます。
主に、入学に必要な点数の基準からIELTSのオススメ勉強方法や留学経験者が教えるIELTS取得の必要性についてです。
IELTSテストは大学生になるためではなく、大学生になってから乗り越えなければならない課題や試験に役立つので、ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。
目次
マレーシア留学でIELTSは必須?
結論として、マレーシア正規留学ではIELTS取得が必要となります。
しかし、IELTS取得はマレーシアの現地大学へ入学する目的だけではなく、大きく3つの理由があります。
- 大学へ入学するため
- 授業を理解できるレベルの英語力を身につけるため
- 編入学にもIELTSが必要
上記3点について、詳しく解説していきます。
①大学へ入学するため
マレーシアの大学入学には各大学ごとに定められてるIELTSスコアの取得が必須です。
よく、「マレーシアの大学はIELTS5.5が必要」と言われてますが、大学によってスコアは異なるので注意が必要です。
②授業を理解できるレベルの英語力を身につけるため
IELTSはTOEFLやTOEICに比べると、最難関テストです。
海外大学では日本の大学とは異なり、数多くの学生がドロップアウト(退学)します。
そして、ドロップアウトの原因は「大学の勉強についていけない」というのが大半です。
そういった学生を少しでも減らすために、大学側はIELTSを入学判断基準として利用しています。
③編入学にもIELTSが必要
ヘルプ大学はアメリカ・オーストラリア・イギリスなど英語圏の大学への編入学が可能です。
この編入学プログラムの際にもIELTSは必要となんですね。
ちなみに、オーストラリアの大学の場合、IELTS6.0~6.5の取得が基準となります。
僕の場合、マレーシアのヘルプ大学からオーストラリアのOUT大学のビジネス学部に編入学したのですが、その時はIELTS6.0の取得が必要でした。
IELTS取得ができない場合でも編入学自体は可能なんですが、OUT大学にて付属の語学学校にいく必要があります。
しかし、学生の卒業率は50%で2人に1人はドロップアウトしていることから、かなり難易度の高い大学になります。
そもそもIELTSとは?
IELTSテストはイギリスやオーストラリアの英語圏にて最も認知度の高いテストです。
テストは2種類ありアカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールがあります。
①アカデミックモジュール
アカデミックモジュールはマレーシアを含めたイギリスやオーストラリアの大学進学向けのテストであり、留学や大学入学に必要な資格となります。
②ジェネラルトレーニングモジュール
イギリス、オーストラリア、カナダなどで外国人の永住権やビザ取得向けの英語資格となり、留学ではなく永住者向けの必要資格となります。
マレーシア留学の英語基準はIELTS5.5?
結論から言うと、マレーシアの現地大学入学には平均IELTS5.5~6.0の取得が必要となります。(大学や学部により異なる)
まず初めにIELTSテストの問題形式についてご紹介していきます。
リスニングパートの基本情報
- 試験時間30分
- 約40問
- 全てにセクションのリスニングは1回
- イギリス英語中心
リスニングパートの内容ですが、全部で4セクションあり、各セクション10問ずつになります。
- Section1=2人以上の会話を聞いて答えを選ぶ
- Section2=1人の話し手の会話を聞いて答えを選ぶ
- Section3=2人以上の会話を聞いて答えを選ぶ
- Section4=長文で専門性の高い内容と英単語が話される
全体を通してリスニングパートの課題は2点あります。
- 英会話のスピードがかなり早い
- イギリス英語で簡単な英単語も難しく感じてしまう
私もリスニングパートでは内容をざっくりと理解することは可能ですが、正確な内容や英単語を理解するのはかなり難しいと感じています。
そのため、IELTS向けの参考書などで学習しスピード感にしっかりとなれる必要があります。
リーディングパートの基本情報
- 試験時間60分
- 約40問
- 試験では文章が3つ様々な形式で出題
- 全部で3セクション
IELTSテストは全てのセクションを普通に解くと時間は絶対に足りません。
ですので、リーディングパートでは問題の文頭と文末の理解、その次にセンテンスの動詞を読み答えていくことが重要となります。
Section 1
本文中から語句を抜き出して答える形式問題が2種類。
①本文中から内容を引用し答える問題
②空欄の語句を指定された文字数以内で解答問題
Section 2
選択肢の中から正しいものを選ぶ問題2種類。
①選択肢を選ぶタイプ
②空欄に当てはまる語句を選択肢から選ぶタイプ
Section 3
合計3問。
情報の認識問題①True②False③Not Given
著者の論点問題①Yes②No③Not Given
上記の3つの選択肢の中から最も適切回答を選ぶ。
以上、リーディングパートのセクション別解説でした。
次は、スピーキングパートについてです。
スピーキングパートの基本情報
- 試験時間 12~14分
- 1対1
- 全部で3セクション
スピーキングパートは落ち着いて、ゆっくり話すことが重要です。
以下、セクション別の解説です。
- Section1=個人に関するトピックに添い5〜6分間(出身や年齢など)
- Section2=タスクカードのテーマに沿った内容について1分間(ランダムにトピックの中から1つ)
- Section3=タスクカードのテーマに沿った内容を試験管と議論5分間(Section 2の内容からさらなる深掘り)
これはテストですので、話すスピードではなく、どれだけ正確な文法で話すのかが重要になります。
- 簡単で話わかりやすい英単語で良いので話すこと
- 話の構成として結論、内容について、結論この手順で話すこと
スピーキングパートでは英語を話すことより、よりアカデミックな形に落とし込むことが重要なんですね。
IELTSとTOEFLそしてTOEICの英語力基準表
※上記のグラフはあくまでも参考となります。
まず、はじめにIELTS、TOEFLそしてTOEICの主な使用国を紹介します。
- IELTS=オーストラリア&イギリス
- TOEFL=アメリカ
- TOEIC=日本や韓国などのアジア向け
IELTSは最も難易度の高いテストのため、TOEICのスコアでは基準に沿わないケースもあります。
また、IELTSの場合ですと0.5点ごと結果になるため、IELTS5.5とIELTS6.0でも英語力には大きな差があります。
特にスピーキングパートがないTOEICテストとスピーキングも含まれるIELTSでは英語レベルの数値化は難しいのが正直なところです。
海外大学卒業レベルのスコアはどれくらい?
- マレーシアの大学卒業時=IELTS6.5~7.0点、TOEICは820~900点。
- オーストラリアの大学卒業時=IELTS6.5~7.0点。TOEICは870~950点。
あくまで目安ですが、こちらの点数は私の大学時代の友人の卒業時の平均点となります。
海外大学にて過ごすために最も重要な英語力はライティングだと考えています。
その理由として、数多くのレポートやテストの際にはライティングが必須だからです。
留学生向けに書いた「マレーシアの大学でのレポート作成方法」については、こちらのnoteを参考にしてください。
その次に必要な英語力はリスニング力です。
授業内容やレポートの形式など、大学教授が重要視している問題点をしっかり理解するために重要だからです。
最後はスピーキングですが、こちらは学校またはオンライン英会話にて学んだこと毎日数十分アウトプットするので十分です。
IELTSテストを日本で受けよう
ここからは、IELTSテストを日本で受ける方のために情報をまとめていきます。
IELTSテストの総費用
- IELTS受験料:25,380円
- キャンセル料:6,300円
- 成績証明書の送料:1,600円
国内の受験会場
- 札幌
- 仙台
- 東京
- 横浜
- 金沢
- 名古屋
- 京都
- 大阪
- 神戸
- 岡山
- 広島
- 福岡
2020年度試験日本国内の試験日程スケジュール
- 2020年4月4日,11,18,30
- 2020年5月9日.16,21,20
- 2020年6月6日.13,18,20
- 2020年7月2日,11,18,25
- 2020年8月6日,8,22,29
テスト有効期限
- 2年間
受験資格
- 16歳以上
受験に必要なもの
- パスポート
- 受験料
IELTSの受験料は25,380円です。
さらに書類配送やテスト会場への交通費など計算すると1回の受験料金は約30000円となります。
非常に高価な試験となりますが、目標点数をクリアできなかった場合はただの紙切れです。
その意味をしっかりと認識して、テストに臨みましょう。
マレーシア留学の前にIELTSを勉強しよう!
ここでは、海外大学入学レベルを目指す方に向けて、IELTSの勉強法を紹介していきます。
①基礎単語や文法の勉強法
これから英語の基礎を学ぶ方には英語系YoutuberのAtsueigoがオススメです。
▼Atsueigoプロフィール
日本生まれ日本育ちでTOEIC満点、英検1級、IELTS8.5点、TOEFL iBT114点、米国公認会計士を取得し、海外のBig4会計事務所での就職を達成したATSUが、その英語学習法を伝授します。出典:Atsueigo.com
オススメしたい理由が3点あります。
- 英語学習のモチベーションキープ
- 英語学習の目標となる存在
- オーストラリアの最難関大学の卒業と経歴
特に英語の勉強方法とモチベーションの維持に関する動画がオススメです。
多くの方々はスタート時の目標とモチベーションは高いのですが、勉強を始めてから1週間、そして1ヶ月と時間が過ぎてしまうと、参考書がホコリだらけになってしまうケースが多いです。
そのため、毎日5分の英語学習やオンライン英会話から、英語学習をルーティーン化することが重要なんですね。
また、Atsuさんは日本生まれ、日本育ちにも関わらず、オーストラリア国立大学(ANU大学)の大学院を卒業されてます(日本で言う東京大学)
ちなみに、ANU大学は世界大学ランキング22位、オーストラリア大学ランキングでは1位です。
実は僕もANU大学に入学を検討していましたが、卒業できる自信がないため諦めました。
その後もデロイトトーマツのマネージャーとして働かれていたり、英語系Youtuberとして活躍されてます。
学生の方々にはピンとこないかも知れないですが、デロイトトーマツは海外大学留学生の多くが目指すトップ企業です。
そういった理由から、多くの留学希望者の目標となる存在になっており、英語学習のモチベーションキープにも効果的です。
②スピーキングの勉強法
オンライン英会話にてリアルタイムの緊張感を持ちながら勉強するのがオススメです。
私自身も当時は英会話学校に1年間通いましたが、やはりネックなのは費用ですよね。
今なら、オンライン英会話のレアジョブ英会話やネイティブキャンプで、無料の英会話体験キャンペーンが実施されてるので、是非そちらもお試しください。
継続して利用される方にオススメなのは、毎回話す相手を変更して緊張感を持って取り組む方法です。
③IELTS対策勉強
IELTSのテスト対策としては、全てのチャプターがある参考書を1つ購入し、それを5回最初から最後までの答えを覚えるまで勉強しましょう。
オススメの参考書は「新セルフスタディIELTS完全攻略」です。
上記のAcademicEnglishHelpというYoutube教材もオススメなので、是非ご活用ください。
マレーシア留学に関するIELTS情報まとめ
マレーシア留学ではIELTSテストにて規定のスコア取得が必要となります。
ヘルプ大学への入学につきましてはIELTS5.5が通常は必要なのですが、MY留学を経由すればIELTS5.5を取得をせずに入学するのも可能です。
しかし、入学してからも数多くのレポートやプレゼンテーションを行うことになりますので、IELTS5.5取得を推薦しております。
私自身の留学経験から言語のスキルアップに最も重要なことはインプットとアウトプットのバランスです。
マレーシア留学に向けて英語学習に取り組んでる方は多いと思いますが、覚えた単語を使って英会話はしてますでしょうか?
おそらく99%の人が「アウトプット不足」に陥っていると思います。
1日10単語で良いので、覚えた単語を使って話す機会をつくることで、IELTSテストや基礎英語は爆発的に飛躍します。
インプットとアウトプットのバランスを意識しながら、英語学習を進めていきましょう。
- マレーシアの大学への進学を考えてる
- マレーシアに語学留学を考えてる
- 海外留学したいけど、何を基準に選べばいいか分からない
- マレーシア留学の経験者に話を聞きたい
こういった質問・相談等がございましたら、以下の相談フォームからお願いいたします。
通常、1回2万円の相談料を頂いてるのですが、初回に限り相談料は無料で対応させて頂いております。
マレーシア留学エージェントの多くは、大学紹介の仲介業として運営されてるため、実際にマレーシアの大学を卒業した人はほとんどいません。
あくまで仲介業なので、運営側がマレーシアの大学を卒業してる必要はありませんが、私たち自身が学生の頃に「実際に留学を経験した人から話が聞きたい」と強く感じていました。
MY留学はマレーシアのHELP大学を卒業した2名で運営してますので、ネットでは出てこない実体験に基づいたアドバイスが強みです。
しかし、少人数での運営のため大手エージェントのように、資本力を使った戦い方はできません。
ですので、私たちは本気でマレーシア留学を検討されてる方に向けて、少人数で徹底的にサポートしていくことを選びました。
初回相談は無料ですが、2回目以降は相談回数は無制限で2万円を頂いております。
しかし、MY留学経由で入学が決まれば2万円キャッシュバックさせて頂きます。
ですから、実際にMY留学にエージェントを依頼する場合は実質無料で何度でも相談できるという仕組みです。
また、通常のエージェントですと、エージェント費用に10万円〜40万円かかります。
そんな中、私たちMY留学がエージェント費用を無料にしてるのは「まずは私たちに相談して欲しい」という願いからです。
私たち自身、マレーシア留学エージェントを通して留学したのですが、実際のサポートに満足することは出来ませんでした。
だからこそ、私たちが培ってきた経験を惜しみなく未来の後輩たちに伝えていきたいと思い、留学生からは一切お金を受け取らず、学校側からのみの成果報酬で運営させて頂いてます。
- 実際に現地大学を卒業したからこそ分かるリアルな情報
- マレーシア留学エージェントを利用したからこそ分かる実情
- 普段は会社員なのでエージェント費用を無料にしても成立する
- ボランティアでやってるわけではなく、学校側から成果報酬で運営費用を頂いてる
上記の理由から、エージェント費を無料で運営させて頂いてます。
他のマレーシア留学エージェントで相談する前に、ぜひMY留学に相談してください。
卒業生の立場だからこそアドバイスできることがありますので、ご連絡お待ちしております。
エージェント名 | MY留学 |
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相談料 | 初回無料(2回目以降は2万円で質問し放題) |
エージェント費用 | 無料(他社だと10万~40万円かかります) |
特典 | MY留学経由で入学が決まれば2万円キャッシュバック |
無料相談の予約はMY留学公式LINEからご登録いただけます。
LINE追加で下記の特典もGETできますので、ぜひLINEの友達追加をよろしくお願いいたします!!
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